top of page
こびともコンクール2021

コビト大好き! 幼稚園・保育園の子どもたち
― “こびとづかん”で遊び、想像・探究する―

「こびともコンクール2021」
こびとも大賞グランプリ記念
エンゼル保育園(福井県福井市)訪問!

こびとづかんの魅力を探る

●魅力その1 やっぱりコビトの名前が面白いんです!(言葉への興味が育つ)

一体、何がこんなに子どもたちを惹きつけているのでしょう。先生方に率直な感想をお聞きしてみました。「正直、こんなに園全体にコビトを通じた遊びが広がって長く続くなんて、私たちもびっくりしています」と先生方。子どもたちの様子から、コビトの魅力について考えたことを伝えてくださいました。

「コビトの魅力はたくさんありますが、まず男の子も女の子も関係なく、みんなで楽しめるところにあると思います。最初は変な名前が気になるみたいで(笑)。もちろん見た目もです。『これはカクレモモジリ!』『これがホトケアカバネ!』と言いにくいような名前を覚えて、だんだん名前や顔・体の特徴が一致していくことになんとも言えない満足感があるようですね。はじめはカタカナ(文字)が読めなくても、すごいスピードでコビトの名前を覚えていき、詳しくなっていくことに驚きました。そのうち自然とカタカナや文字を覚えていくのがすごいなと思いました。それも『こびとづかん』があったからこそだと感じます」

◎男女ともに楽しめる。
◎名前がおもしろい。普段の生活では口にしない音の響きで、しかもコビトの生態や特徴と結びついているため、言葉への興味が育つ。
◎カタカナが身近になり、読んだり書いたりを楽しむようになる。

●魅力その2 調べる、話す、やってみる。(探究心が育つ)

また、先生方は子どもの“探究心”が育つことも嬉しかったと言います。
「コビトの名前を覚えたら、次はそれぞれのコビトの特性を知りたくなる。それで1つ覚えたら、もっともっといろんなコビトを知りたくなる……。生態がそれぞれおもしろくて、しかもたくさんいるんですよね。本を黙々と集中して読む姿や、お友だちと盛り上がりながら1冊の本を囲んでいる姿が、毎日のように見られるようになりました。いつの間にか自分の力で調べて覚えて、さらに自分で考えて『コビトを探そう、捕まえたい!』と意欲的に行動する姿が自然に見られるようになりました」

◎コビトの知識が少しずつ増えていくことで、「覚えた」という自信が生まれ、もっと知りたくなる(300種以上いるので飽きることがない)。
◎自然環境に興味を持つようになる。
◎自分で調べたり考えたりす
る集中力がつく。
◎友だちと知識を交換したり、ともに探求するなどの交流が生まれる。

 

たとえば……と今村先生が言うには、
「“クサマダラオオコビトをつかまえたい!”と子どもたちが、⻩⾊い花を集め、『はちみつたらすといいんだけどなぁ…』とつぶやきながら、たらいをシャベルで⽴てて仕掛けを作りました。『3時間後くらいにつかまってるはず!』と、3時間待って⾒に⾏きましたが残念ながらコビトはいませんでした。でも、コビトをおびきよせるための仕掛けを自分たちで本を見ながら考えて作ったり、試したりする姿に頼もしさを感じます。探究心が育っているなぁと思います。他にも、砂場でツチノコビトを探したり、落ち葉を集めて“カレハナガシラが来るかな”とわくわくしたり、いつでもどこでもコビトが園児たちのそばにいます」

 

●魅力その3 遊び方・学び方は無限大!(意欲的に取りくむ力が育つ)

世の中の仕組みや、自然や地理にだんだん興味が出てきた子どもたち。都道府県の特徴にも興味を持つようになってきました。そこで4歳クラスの冬には「こびと旅行記」というテーマで作品展も行ったのだとか。「北海道はゆきまつり! ユキオトコビトがいそう」「奈良県は大仏があるから、ホトケアカバネだね」「栃木県はいちごが有名だから、きっとイチゴクレナイがいるよ」など、コビトと都道府県の特徴を組み合わせてイメージを広げていったそうです。

◎意欲的、能動的に物事に取り組むようになる。
◎学びにも発展させられる。

image26.jpeg

▲「こびと旅行記」の一部、日本地図のBIGパズル。各都道府県のパーツがあり、それを並べて遊びます。周りに描いてあるのはその土地の名産品や特産品。コビトたちが周囲を走っている電車に乗っています。

「コビトを探究することで、クラスに一体感が生まれました。みんなでコビトの世界を共有することで、“想像する力”はより強くなり、幼少期の大きな経験になります。生き物の生態や、文字に興味を持ち始める年中さんにぴったりだったかもしれません。
“さまざまな物事に意欲的に取り組む力”、“自分で考えて行動する力”は、大人になれば自然に身に付くというものではなく、幼少期に土台を築くことが大切だといいます。そういった力は、変化の多い社会を生き抜く上で、すごく大切な能力なんですよね。」

“コビトの存在”に触発された子どもたちが、自ら探究心を持ち、学びにまでつなげている姿、すごいです!!

bottom of page